ネスターマーティンについて

この地上に生まれた最初の人類は地球の大自然と向かい合い地球の鼓動を感じながら生きてきた。
私たちは常に大自然のなかに生かされています。
地球を取り巻く様々な環境と向き合い共存し生きています。 同時に、人と人との関わり合いのなかで生きていることを忘れてはなりません。
それらを含めたすべてのものと「Hand in Hand」が大切ではないかと考えています。
「Hand in Hand」は、礼儀としてのShake Hands(握手)ではありません。
無作法かもしれませんが、がっしりと手と手をつなぎ合わせ大きな繋がりを作っていくことです。 薪ストーブを通し、人と大自然との関係そして人と人との輪が出来て行くことを信じています。

針葉樹を安心して燃焼できる薪ストーブ
薪が燃焼して炎になり遠赤外線を放つまでのプロセス
炎を出して燃焼している薪を見る時、薪から出ているガス(木炭ガス)が燃焼していることに注目してください。木は約240℃まで温度を上げると表面が黒く変色し煙が出てきます。この煙が木炭ガスです。
この木炭ガスの煙の温度を約690℃まで上げると発火します。
この木炭ガスが発火する温度を木の発火点といいます。
またこの木炭ガスがある温度に達した時火種を近づけると着火します。このときの温度を引火点といいます。
薪ストーブでは引火点に達しない木炭ガスは、炎になることなく無駄に煙突から出て行きます。
ネスターマーティンのWOODBOX多次燃焼方式は引火点に達していない木炭ガスを低い温度で引火させることができます。それにより燃焼効率が上がり、煙突から出る煙を少なく美しい炎を作り出すことが出来ます。

針葉樹と広葉樹
薪ストーブの燃料には、ナラ、クヌギなどの落葉広葉樹が良いとされています。
これは、木の性質上油分が少なく、樹木自体の組織が密で堅く燃焼温度が800℃程度にしかならない為ストーブ本体を傷めることなく、またゆっくりとした燃焼が可能なことからでしょう。
一方針葉樹は生息する環境上母体を凍結から守るため樹木組織内に大量の油分を含んでいます。落葉樹のように毎年体から水分を抜き落葉する必要がなく、葉をつけたまま冬を越します。そのため樹木自体の組織も軟らかく、大変燃えやすく燃焼温度も1000℃を超えることもあります。
当然この温度で燃焼させるとストーブ内部が熱酸化を起こし、ボロボロと内部が錆び落ちてきます。こう言った理由で基本的には、針葉樹は薪ストーブの燃料には適していないといえます。

ネスターマーティン WOODBOX多次燃焼方式
では、どうすれば針葉樹を問題なく燃焼させることができるのでしょうか。
一般的な薪ストーブでは、燃焼を抑えるため予熱されていない燃焼用空気を絞り過ぎると燻ぶります。
ネスターマーティンのWOODBOX多次燃焼方式の薪ストーブは、給気された酸素をあらかじめ予熱し高熱化した燃焼用空気を使用します。つまり、本体・背面・天板で排気熱を利用し高熱化しコントロールすることによって、未燃ガスを確実に燃焼させることができます。
そのために1000℃近くで燃焼する針葉樹も空気量を調整することで内部壁面温度が500℃位で燻ぶることなく燃焼します。こうして高温燃焼する針葉樹を、貴重な燃料として立派に使用することができます。

最大出力と最小出力の秘密
ネスターマーティン薪ストーブは独自の燃焼システム、WOODBOX多次燃焼方式を用いることによりこれまでのストーブには出来なかった低燃焼時から、高燃焼時までにおけるバランス良くかつ安定した高い燃焼効率を実現しました。
たとえば、S43では空気量調整ノブを最大に開放した状態での最大出力12,040Kcal/hrから、空気量を最小に絞り込んだ状態で燃焼可能な最小出力2,150Kcal/hrまでの広範囲な燃焼調整が行えます。この高い燃焼効率により、ネスターマーティンストーブの代名詞にもなっている空気量をグッと絞り込んだ時のゆらめく炎の格別な美しさも、高燃焼時に一気にお部屋を暖めるハイパワー燃焼も他のストーブを凌駕するものです。

まるで夕日にかざしたシルクのような炎の演出を楽しんでいただけます。

燃焼システムは多次燃焼方式の中でも、今までにない燃焼工学の応用により、シンプルで高い燃焼効率を実現した画期的なシステムです。
まず燃焼室空気取入口[1]より入った空気は燃焼室のファイヤーバックプレートの後ろ[2]を通る事によって高温になり、また上部熱交換プレートを通り、更に高熱となってドア上部の噴出し口より下に向かって吹き出されます。
吹き出された空気は、ガラスの直近を下に向かい、下部前面にある整流板により薪の前面より、一次燃焼用空気として作用します。またもう一方の高熱の空気[4]は、未燃の状態で煙突へ出て行こうとする未燃ガス(煙)を燃焼させる為に使われ、クリーンな排気となります。
クリーンバーン方式にはない、見る者をうっとりと魅了するゆったりとした炎がガラス全体に現れます。
このシステムで、これまでの薪ストーブでは得る事のできない、低燃焼時から高燃焼時における、バランスの良く安定した高い燃焼効率を実現しています。

・今までにない「美しい炎」のゆらぎ
・炉内を痛めることなく針葉樹も安心して燃焼させることができます
・完全燃焼と多次燃焼システム
・環境汚染物質低排出
・セルフクリーニングによるガラスクリーンシステム
・ヨーロッパの高品質な鋳物を使用
・大きな灰受け皿

https://www.nestormartin-japan.jp/薪ストーブのネスターマーティンジャパン販売事業部

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